ただめしぐらい

食事日記。2010年までは、はてなダイアリーアーカイブのインポート。

さようなら、RADIO-i

30日22時台の特番〜23時59分の最後のサインオフ告知〜翌1日0時2分の同調信号の停止まで。愛知の旧外国語専門枠FM局・RADIO-iの最期を看取りました。民放草創期の離合集散*1沖縄返還絡み*2等の特殊な事情を除くと、代替手段もなく*3通常免許の民放が完全閉局するのは日本初、とのこと。通常免許で放送を行う民放局は、たとえ経営が破綻しても、新スポンサーが見つかって閉局をまぬがれたり*4、実際に再建をかなえたり*5するなど、放送事業そのものを取りやめるケースはこれまで一度も起きていませんでした。が、それがついに起きてしまいました。民放開局第一号*6の根城が名古屋なら、民放閉局第一号*7の根城も名古屋。皮肉なものです。
色々思うところはあるけれど、とにかく今は楽しませてもらったことに感謝。うるさくなくて、安心して聴けたもんなぁ。今後、こういうニーズは、ネットラジオコミュニティFM局が担うのかも。

*1:例:近畿東海放送(三重県域の中波局)と旧岐阜放送岐阜県域の中波局;現存する岐阜放送ぎふチャンラジオとは無関係)が現在の東海ラジオ(愛知岐阜三重広域局)に生まれ変わるとき、元の県域局はなくなっています。

*2:例:琉球放送は、中波日本語放送=今のRBCiラジオの他、かつては英語放送も行っていましたが、英語放送の方は返還後に廃止されています。

*3:代替手段がある閉局例:極東放送(沖縄県域の中波局)の閉局は、関係者によるFM沖縄開局認可を前提として行われたので、事実上の中波→FM転換だといえます。

*4:直近の破綻例:福岡のFM局・Cross FM。

*5:例:旧近畿放送→今の京都放送KBS京都

*6:中部日本放送CBCラジオ

*7:もちろん愛知国際放送RADIO-i