ただめしぐらい

食事日記。2010年までは、はてなダイアリーアーカイブのインポート。

さようなら有料オプション



はてなダイアリープラスはてなフォトライフプラスを解約し、新たに単体のはてなカウンターを契約しました。これで、はてな有料オプション利用額は、月360円から60円に減ります。
ダイアリーのオプションは、正直カウンターさえ使えれば十分で、アフィリエイトはもちろん、バイナリアップロードも要りません。失う機能は、サブアカウントからの直接編集位で、まあこれは我慢できます。
フォトライフのオプションは、Eye-fiカードを買ったのを機に契約してみました。が、1枚数メガバイトのデータを送ると、縮小・回転の遅さが気になります。はてなフォトライフは、あくまでも、携帯電話サイズの画像をはてなダイアリーはてなハイクと連携させるためのツールであって、専門の写真共有サイトのような期待をかけちゃいけない……との認識に至りました。
その他……や、最大の理由に、ここ最近のはてなの動きがあります。ユーザーの心情や機微よりも技術を*1、継続性よりその場のひらめきを、自社システムより開発者個人のtwitterを、それぞれ優先する……自分の望みとは離れていく方向に進んでいます。以下、例を挙げます。

  • はてなハイク2の立ち上げ〜打ち切り〜撤回までの流れ*2
  • はてなモノリスの連携先がtwittermixiであり、はてなハイクではないこと。
  • 同サービス立ち上げに関わる、伊藤さん(id:naoya)のインタビュー記事で、はてなハイクのことが一切触れられず*3、ご本人も取材中にはてなハイクのことが浮かばなかったのを認めておられること*4。サービス提供側に忘れられると、利用者はサービス継続の危機を感じてしまうものです。さらに、(twitterに限らず)ミニブログは、1つの発言が独り歩きしやすく、読み手の立場から私人と公人の立場を切り分けるのが難しくなる危険を抱えています。
  • Firefoxはてなツールバーの3.6対応が困難な状態にあるのに*5はてなブックマークでは対応前にFirefox3.6キャンペーンを打ってしまう*6、企業としての整合性のなさ。
  • さらに、その対応版の開発を進めさせたのが、公式システムであるはてなアイデアではなく、複数のアルファブロガーさんから伊藤さんへのtwitterによる直訴だった(と受け取れる流れがあった)こと*7。アイデアは3か月以上放置、tweetから一晩約半月*8で対応じゃ、提案者としてはやりきれません。有力者の声の大きさに頼った方がラクなのは、世間の常識ではあります。が、この場合、twitterのような公開の場でそれを行うと、役員自らが公式システムを否定した、とも受け取れてしまいます。これは、前述の、読み手からの公私切り分けの難しさによります。

そんなわけでぼくは、今のはてなに対して、「もう、お金を払ってまで応援したくなる会社じゃないな」と感じています。新し物好きに徹することが出来れば、そのへんに目をつぶることも可能でしょうし、今のはてなを支えているのは、そうしたタフで新し物好きなユーザーの皆さんなのでしょう。けれど、ぼくにはもう無理です。やりきれなさに疲れました。今後は、下手な期待を持たず、最低限の投資でやりたいことを最大限やる、割り切ったユーザーとして接します。期待しなければ、スルーなんてされませんからね!

追記(4/22 22:10)

このエントリーへの反応だと思われる、伊藤さんのtweetへリンクを張っておきます。言いっ放しはアンフェアですので。ただし、前述の通り、これはあくまでもtweetですので、公私の立場も、宛先がぼくのこのエントリーであるかどうかも、定かではありません。

さらに、CNETの関係者の方は、モノリスインタビューに関するぼくの解釈を否定する証言をtweetされています。ただし、報道文書というのは、編集によってカットされた背景は考慮されないものです。

ぼくは、twitterを専ら個人的な知人の行動を追って楽しむツールとして使っているので、伊藤さんを始めとするアルファネットワーカーさんの「天の声」は、一切フォローしていません。そして、自分のtwitterアカウントで伊藤さんや関係者の方に言及するつもりもありません。伊藤さんには、ここからIDコールを打てば十分筋は通るはずです。なんたって『公式システム』ですから!
それなのに、こうした反応が、伝聞かつ宛先不明確な状態でぼくまで届く……というのは悲しいものですね。