ただめしぐらい

食事日記。2010年までは、はてなダイアリーアーカイブのインポート。

要りませんが突っ込み

ブラザー工業が,新パーソナルレーザプリンタのキャンペーンを,はてなダイアリーのシステムを使って展開するんだそうです。残念ながら,キャンペーン告知ページが応募キーワードに直結しているため,リンクをここに残すことができませんが…だって,要らないもん,レーザプリンタ(笑)。
職場に同社のSOHOレーザ複合機があるのですが,これのお守り*1をする限りでは,小型機でありがちな醜い給紙詰まりや,それに伴ってトナー・ドラム部が汚れやすくなるなどのトラブルは心配なさそうですね。
ただ…家庭にレーザプリンタを持ち込む際,問題がいくつかあります。学生時代,ぼくは沖データのパーソナルレーザプリンタMICROLINE 4wを買ってみたことがあります。こいつの場合,トップ給紙→トップ排紙というスタイルが災いして,前述の『給紙トラブル→ドラム汚れ』に見舞われました。他,そのときの経験から…

  • どんなレーザプリンタでも,印刷機構上,稼働時には熱を持ちます。
    • 待受時の熱が低ければいいんですが,ダメなら使う時だけ電源を入れた方がよいでしょう。
    • ただし…電源再投入毎に内部清掃をする場合,その分ドラムの寿命が縮みます。
    • 前述のML4wは,上の2つの両方に当てはまります(泣)。
  • レーザプリンタ独特の稼働臭は,家庭の部屋ではかなりキキます。後悔しないようにしましょう。
  • トナー交換に失敗しないように!
    • オフィス用で一部見かける,最近のノズルキャップ付きのボトルタイプであればまず失敗しませんが,今回のブラザー工業のは,昔ながらのタイプ。失敗すると,ちょっとだけススがぱらぱらと周りに…。
    • 前述のML4wのは…ノズルキャップも何もない,簡易ボトルタイプ。失敗すると,部屋中にトナーが…さすがにそこまでしくじったことはありませんが(^^;。
  • ドラム転写方式は,家庭用にはコスト上不利な印刷法である。
    • パーソナル向けレーザプリンタでは,トナー部分とドラム部分を別々に交換できるようになっているものが多いのですが…それは,ドラム部分が高価だから。
    • それだけでなく,ドラムの寿命は,印刷枚数ではなく回転回数で決まるのです。これは,たまに小ない枚数で印刷し,頻繁に電源ON/OFFを行う家庭用製品にとって,非常に不利な条件となります。
    • で。カタログ値は,たいていの場合,1組のファイルを連続印刷した場合(この機種では250枚ですね)の推定印刷可能枚数です。ドラムが,1枚目の印刷の前に空回りするタイプのプリンタの場合…
      • 「カタログ流」で250枚刷るとドラムは251回転。
      • 1日1枚出力を250日続け,250日使った場合,ドラムは500回転。
      • さらに,電源投入時に自動清掃でドラムが空回りする機種では,750回転。

と,レーザプリンタを家庭に持ち込む際の不利材料を挙げてみました。その点,インクジェットプリンタは,熱を持ちませんし,コストを印刷枚数に対してほぼ均等割にできるので,(ぼくのような)レーザでは不利になる印刷形態が多いひとには向いています。中でも,今回キャンペーンを打つブラザー工業のインクカートリッジは非常に小さくできており*2,(ぼくのhpのインクと比べて)インクの劣化で画質が落ちる心配はなさそうです。「レーザは,あくまで複数枚ファイルをガンガン刷るためのものですよ!」というコンセプトが見えてきそうです。(そこが,ML4wに足りなかった部分かと思います。給紙がヤワなんじゃ,ガンガン刷りたくてもねぇ。)
…だから,同社が(複数枚ファイルをガンガン刷るひとが多そうな(笑))はてなダイアリーをパーソナルレーザのキャンペーンの場に選んだのかも知れません。

*1:専らファクシミリの送受信に使っていて,メインのカラーレーザプリンタがコケたときの予備としても使えるようにしてあります。メイン機も複合機なんですが,ファクシミリと外部電子メール機能は,セキュリティ上使えないことにしてあります。スキャンしたファイルを,SMTPで外部に直送できるなんて…恐ろしくて(^^;。

*2:使い捨てソフトコンタクトレンズのカプセルみたいです。