ただめしぐらい

食事日記。2010年までは、はてなダイアリーアーカイブのインポート。

村上さん引退に思う

このエントリは、出先で第1日記の更新用URLがわからなかったため、ここに書き残したものです。帰宅後、同内容を第1日記にも再掲載しました。ここもそのまま残しておきます。以下、本文です。
スキャンダルがささやかれてから、今日の引退発表まで、あっという間の素早さでしたね。これを厳罰と見るか、「臭いものに蓋をした」と見るか、はたまた額面通り本人がくじけてしまったと信じるか、ひとそれぞれだと思います。
が、経営陣がどうしてこの道を選んだのか考えると、ぼくは暗い気持ちにならざるを得ません。この決断が、ファンを信用していない故進んだのだ、と思えるからです。古いところだと、安倍さんの無断引用→謹慎事件あたりからでしょうか……彼女たちに後ろ向きな影響を与えて、罠にはめられて壊れていく彼女たちを「慰み者として楽しむ」、ファンとは言い難い客に取り囲まれているように感じます。ハロプロの世間への影響力が今より大きかった数年前ならともかく、それが落ちている今ですから、有名税にしては高すぎます。
本人をそっとしておいてやる、という点だけに絞れば、即引退は正しい考えだと思います。弁明の余地も汚名返上の機会も与えずに追放するのはよくない、という考えもあるでしょうが、それを与えるには、今のハロプロに興味を持って見ている人々*1の考え方は多様すぎます。必ず、誰かは叩きますからね。彼女たちの壊れていく姿と、彼女たちのファンがもがく姿を慰み者にする輩=ファンの顔をした悪魔がいるのです。そして、奴らは、弁明や努力で見返せる相手ではありません。叩き潰す事自体が目的なのですから!さらに、ひとりひとりの力は小さくても、ネットにはそれを不可逆的に増幅する力が(どんな方向にでも)あります。例えば、実際にネット上では、安倍さんの無断引用を蒸し返す誹謗が、いつまでも続いているじゃありませんか!今回村上さんが即時引退を選ぶのも、加護さんの座敷牢状態が長引くのも、増幅された悪魔の力が強すぎて、経営陣が戦う気力をなくしているからではないか、と感じます。「潔癖性」という例えが一番しっくりきますが、そうなってしまう前に、所属タレント保護の方針を考え直すべきだったのではないでしょうか。安倍さん……加護さん……見直すチャンスは何度もあったはずです。
残るメンバーには、悪魔に足下をすくわれないよう願うばかりです。

*1:あえて「ファン」とは書きません。