荒れる都立大

「首都大学東京」構想に，現都立大総長が反対の立場をとっているとか。骨があるなぁ，と思う一方，いまの都知事なら更迭の一つでも簡単にやってのけそうで…。
16日が，教員移籍の意思表示の締め切り。統合される科技大・保健科学大と，廃止される都立短大では9割以上が移籍希望の意思表示をしているのに対し，都立大では4割…。都立大の6割は意思表示そのものを保留し，総長と「一蓮托生」の構えだとか。（ソースは東京MXテレビのニュース）
移籍拒否＝抗議辞職でできた欠員は，公募で埋めるようですが…その人気が，都内の国公立大学の中では断トツの最低人気。都内で競争率6倍だなんて，ありえません！大学教職員になろうとするひとと，大学を管理するするひととの意識の開きは，今に始まったことじゃないとはいえ。
今の都知事の石原氏については，「力量は評価するけれど，手法が好きになれない」のです。ので，過去2回の都知事選挙でも，彼に投票したことはありません。
「21世紀の大学紛争」になるのかなぁ，なんて思ったり。過去の大学紛争と根本的に違うのは…学生の立ち位置が見えないこと。