ただめしぐらい

食事日記。2010年までは、はてなダイアリーアーカイブのインポート。

工博社会人6年生として思うこと

http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20040718i301.htm
役所の考えも最もですが,学生側の問題として。理工系に限った話ですが…博士後期課程に進んだ上で,民間企業への就職活動をする,というのが,どういうことなのか,というのを,学生さん自身がわかっているかどうか…も問題なのかなぁ,と。
ぼくは,目に見える形で自分の仕事が誰かのためになる,というのを励みにしたくて,アカデミックではなく民間企業を選びました。そんなに根性を入れて活動をしたわけじゃないんですが,行く先々で必ず聞かれたのは,「どうして博士後期まで進んだのにアカデミックに残らないのか」ということ。
本音を言えば,そりゃネガティブな理由の一つや二つはあるんでしょうが,それを見せずに「だから民間なんです」と胸を張れるだけのものを持っておかないといけません。もちろん,その上で,なぜその会社を希望したのか,ということもしっかりと。博士採用というと,とかく巨大メーカーの探索部門ばかりを思い浮かべますが,それだけじゃありませんからね。こういう部署だと,好き放題出来るかわりに,「目に見える形」で役に立つのは非常に難しいのです。
現D2くらいの理系の院生さんが読んでくれるとうれしかったりします。