ただめしぐらい

食事日記。2010年までは、はてなダイアリーアーカイブのインポート。

たった2時間の逢瀬

起きたら11時半。クロサワさんに「起きたよ〜」とメールを打ち,13時半には銀座に到着。雨なので,地下鉄でいきなり三越に出て,待ち合わせ。向かいの木村屋で昼飯にしました。ぼくが行ける,というのを知って,彼女は食事を待っていてくれたようです。信号が青に。目的地がすぐそばだったからか,彼女は傘を開こうとしません。ぼくが開いていた小さな折り畳み傘に,ふたり。一瞬ですが,相合い傘だなんて…(ちょい照れ)。
3階のレストラン*1に並ぶと,窓際の2人席が空き,そこに案内されました。サンライズでは向かなかった運が,こっちに回ってきたようです。予想通りですが…彼女はパスタを。ぼくは別のパスタを。他の多くがビーフ料理なのですが,向こうが好きでないのを知っていて頼むのは,ちょっと…。
レストラン階では,パンが食べ放題。で,ぼくがトウモロコシのミニロールをちぎって皿に戻すと…彼女は,そいつを手に取って,自分の分だけちぎって返すのでした。…ぼくは末っ子です。そうやって,ひとから物を分けてもらうことは多くても,自分のものを分け与えたことはほとんどないのです。けれど,彼女にとって,いま皿に分けとったパンは,個々のものではなく,ふたりで2皿分なのだ,と。末っ子根性が染みついているせいか,そうわかるまでに,ちょっとだけ時間がかかりました。…ほんとささいなことですが,ぼくはそれに気づいたとき,非常に幸せな気分になれたのです。「あ,安心してくれているんだな…」と。さっきの相合い傘もそうですが,それが少しずつ確信に変っています。信じていいかな,と。
店を出て,隣の山野楽器へ。彼女のお目当ての展示イベント(告知)を覗きます。例え無料であっても,解説者付きでないと立ち入れません,正直…。けれど,彼らのトークが面白いことくらいは,ぼくでもわかります。彼女も,ぼくをおいてけぼりにはせず,ジャケ写やら放映されているトークビデオやら,とっかかりのありそうなところを選んで話してくれました。…もし,立場が逆になって,ぼくが彼女にハロプロのことを説明せにゃならんことになったら…やだなぁ。
15時ちょっと過ぎ。彼女は夜早くに帰宅予定。ここで,おみやげに買っておいたびんジュースを渡します。そして初めて会ったときと同じように,八重洲地下街で別れます。近々,彼女の上京ついでに夕食を,という約束をしていたんですが,その待ち合わせ場所も,ここになりそう。それも…

じゃ,このお店の前ね!

と,彼女の方から。学生時代は,巨大な完全管理寮を仕切っていた,というのを聞いているんですが…本領発揮です(笑)。
いつか,こうして顔を合わせるのが当たり前になっていくのかも知れません。が…次がある,ということは,やはり幸せなことなのでしょう。…さて,おそろいのジュースの栓を開けますかねぇ。

*1:2階がカフェ,1階がパンのテイクアウト。