ただめしぐらい

食事日記。2010年までは、はてなダイアリーアーカイブのインポート。

きょうの外食

  • 朝:ハムチーズトースト(松山駅前・時計台)
  • 昼:鯛釜めし、ぶり大根煮付、じゃこ天ときのこの甘酢和え、みかん、味噌汁(伊予鉄会館地下・東雲
  • 間:「マドンナだんご」、「お芋さん」(松山・一六本舗
  • 夕:下津井たこ弁当(岡山駅構内売店・ジェイアールサービスネット岡山のブース)

民宿を出て、松山駅コインロッカーに荷物を入れます。朝は駅前喫茶店で。この喫茶店のコーヒーは、薄くてさらりとした淹れ方。カミさんは喜んでいましたが、ぼくはずっしり来るのが好きなのでもの足りません。午前中いっぱいで松山城を見学し、威容だけでなく、再建に賭ける市の情熱のすごさに感激。街へ降りる帰り、南海放送テレビの取材カメラからインタビューを受けました。

昼、カフェばかりの松山・大街道ロープウェイ通り。道後にさえカフェがあるくらいですから、ここもカフェばかり。郷土料理を食べたいのに……洗練されているのは間違いないんですが、松山城がなければ東京でも見られそうな景色。カフェにしたがるカミさんを押さえて、ラフォーレ松山向かいの郷土料理店へ。入ってみると、そこは伊予鉄道のレストラン宴会場ビルでした。道後みやげ街入り口の料理店には、「鯛飯」が二種類ありました。ひとつは炊込みごはん(松山周辺で多いそうです)、もうひとつは鯛刺身丼(宇和島周辺で多いそうです)でした。伊予鉄会館で食べさせてくれるのは、松山式の炊き込みごはんでした(写真)。しかも、本炊きの釜めし!鯛の風味がしっかりついて、おいしいご飯でした。

間食は、松山から岡山への移動中に、前日に一六で買った菓子を。昨年の松山は、「坊っちゃん」出版100周年でキャンペーンをしていたようです。「マドンナだんご」は、それに合わせて開発された、洋風「坊っちゃんだんご」。確かに洋風ですが、あくまで和菓子。「お芋さん」は、芋以上に甘いのが印象的でした。どちらも、お茶なしでは甘すぎて厳しい、典型的なお茶請け甘味です。
夜は、新装された、岡山駅の新幹線〜在来線乗換口の売店で。昔の暗く沈んだ感じは、全くなくなりました。国鉄チックな雰囲気が無くなったともいえますが、一般的にはこれで正解でしょう。素晴らしい出来栄えです。駅弁は、カミさんには国鉄時代からの定番中の定番・みよしのの「桃太郎の祭りずし」を。「祭りずし」を始め、岡山の弁当には酢〆魚がつきものです。ぼくは苦手なので、JR西日本グループの創作弁当に逃げました。地鶏が食べられればよかったんですが、売り切れ。昨日に続いてたこ飯です。昨夜のカフェのたこ飯よりは、こちらの方がおいしく感じました。カフェのは、普通の炊き込みご飯にたこが少し入っている程度な上、炊き加減も柔らかめで、ぼくには合いませんでした。日本レストランエンタプライズJR東海パッセンジャーズもそうですが、JRグループの創作駅売り弁当は、旧国鉄時代からの地元業者による本物の「駅弁」と比べて、伝統がないかわりに平均点は保障されているように感じます。