アプトの道(1)
その鉄道文化むらの裏からは,長野新幹線開業で廃止になった,信越本線の線路がそのまま伸びています。うち,ダイヤグラム上の「上り」=軽井沢から横川へ列車が降りてくる線路が舗装され,遊歩道になっています。ここを登り続けると,そのまた昔に廃止になったアプト式*1時代の信越本線の遺構にたどりつける…という,鉄ヲタのためにあるようなハイキングコースです。舗装されているのは「上り」線路だけで,「下り」線路はそのまま。合法的に,しかも枕木に足を取られることもなく,線路の残った廃線跡を歩くことができるのです!
けれど…あまりに合法的すぎるのが薄ら寒くなり,「本当にここに分け入っていいんだろうか?」と怖くなってしまいました。1kmほど進んだところで引き返し,茶屋で「入って大丈夫」なことを確認し,再び「廃線跡」に挑みます。